日本Androidの会 本会の8月定例会に参加してみました。
Android Wear & Google Glassの最新動向
日本Androidの会定例会の参加は2回目、本会は初めてです。自分はまだAndroidの勉強を始めたばかりで、スマートウォッチも持っていないので、分からない事も多かったですが、とても勉強&刺激になりました。
学んできたコト
Android Wear と Google Glass の違い
まず、そもそもAndroid Wear と Google Glass って別物なんですね、って所から私はスタートです。。なんとなく、同じモノな気がしていました。
- Android Wear:スマートウォッチに使われているOS
- Google Glass:OSはAndroid(?)。GDKを使って開発。
だそうです。ただ、Google Glass は今後 Android Wear の通知が受け取れる様になるそうです。
Android Wear の構成/ハンドヘルド
Android Wear、いま実装されているのはスマートウォッチですね。で、スマートウォッチ自体はネットワーク通信ができないそうです。アプリのインストールもこれだけだとできない。
スマホなりタブレットなりの母艦が必要で、これをハンドヘルド(Handheld)っていうらしいです。
で、母艦との通信はBluetoothで行うと。そういう構成が前提らしいです。
そういう構成なもんだから、
- スマートウォッチ側の電池は弱いので、電池を食う複雑な処理はなるべく母艦でやって、結果のみスマートウォッチに表示/通知するとか
- 同じオブジェクトを母艦とスマートウォッチ側で同期するとか
するんだそうです。これは、面白い。難しい。
ちなみにGoogle Glassの方は母艦、必要無さそうです。
スマートウォッチでもGoogle Glassでも、開発時に気をつけること
皆さんの発表の共通点として、以下の2点がありました。
電池の減りに気をつける
開発でヘタすると、あっという間に電池が減ってしまったりするそうです。どこのイベントを取るか?とかでも変わるみたいです。
これは、怖い。
急に電池の減りが早くなるコトってスマホでもあるけど、「こいつが原因か!」って見つけるの、結構難しいですよね。そして、凄くイラッとする。。電池の減りが早いと「スマートウォッチって、やっぱ使えねー」ってすぐなっちゃう気がします→ウェアラブルデバイスの普及の妨げにもなりうる?!ある意味、開発者全体で連帯責任を負っている感じがします。
※ 電池食ってるアプリを検出するアプリを作ったら、重宝されそう!あるのかな?と思ったら、やっぱ、ありました。。
ゴチャゴチャしたものは作らない
とにかく画面が小さいので、細かいタップを要求するようなのはNGだし、メニューが複雑なのもNGだと。
じゃあ逆に何ができるのよ?って感じですが、、そこが作り手の腕の見せどころなんでしょうね。「今までにないモノ」なんだから、新しいアイディアが必要に感じました。
各発表のメモ
1. Google Glassアプリ開発と自由度の変遷
有限会社シーリス 代表取締役
有山圭二様(@keiji_ariyama)
- GDSで、ウィンク/ボイス等が使える用に成っている
- まだβなので、バージョンアップで消える機能なんかも有ったりする
- バージョンアップは自動で行われるので、防ぎようがない…→開発時に「バージョン」固定と言うのはありえないので、注意が必要
2. Android Wearの概要とアプリ開発の基礎
iplatform.org
神原 健一様 (NTTソフトウェア株式会社所属)(@korodroid)
ハンドヘルドの構成など、Android Wearの開発概要を体系的に説明してくださいました。
3. Android Wearのマスコットアプリの作り方
株式会社 Re:Kayo-System 代表取締役
寺園 聖文様(@yokmama)
こんな感じの、常駐してちょろちょろ動くヤツ。
キーワードとして、「アンビエント/ambient」ってのが出てきました。ちょっと画面が暗くなっている状態の事でしょうか?ググってもいまいちわからなかった・・・。
でも、この状態だとイベントが来るとかこないとか、電池の食いがここなら大丈夫とかどうとか、今は理解出来ていないのですが、大切なキーワードのように感じました。
4. Android Wear の watch face アプリ作ってみた & 正式対応時のAPI予測
株式会社uPhyca 代表取締役
あんざい ゆき様(@yanzm)
こちらでも、アンビエントが出てきていました。
5. (仮)Android Wearアプリ
講演:株式会社ブリリアントサービス プランナー
有川 光太 様(@arikaworm)
6. Google Glassネタ
7. 産休前のひとしごと - tFakeCall
タオソフトウェア株式会社
みゆき様
8-閉会挨拶
8月定例会コーディネータ: 株式会社ブリリアントサービス 近藤昭雄 様
振り返り
最後の方は、私の集中力が力尽きた感がありますが…、
ほぼ事前知識なしの状態で行って、これだけ体系的な情報を持って帰れるってのは、勉強会ってホントありがたいです。いつか、勉強会の発表する側に回れますように。。
今回の会に参加して、ウェアラブルデバイスの開発が自分の中で「夢物語」から「現実のモノ」に降りてた気がします。いい取っ掛かりをもらいました。なんか、作ってみたいなぁ。デバイスが無いからあれだけど…。
後は、Google Fitとの絡みとか、Android Autoとの絡みとか。夢は広がる感じがします。Googleの手の上で。
でも、なんか、生活のすべてをGoogleに委ねる感じになるのは、それはそれで恐ろしい気もしますね。あの、膨大な利用許諾に色々書いてあるんでしょ?ちゃんと読んで無いとか、許されないんだろうな。。
PCのOSがほぼマイクロソフトのWindowsである事と変わりないのかな。恐るべし、アメリカ。。がんばろう、ニッポン。
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